WordPressを安く始めるならロリポップ!3プランを1年契約で比較

WordPressでブログやホームページを作るには、基本的にレンタルサーバーが必要です。
ただ、初めてサイトを作る段階では、どれくらいアクセスが集まるか、何年続けるかも分かりません。最初から高額なサーバーを契約せず、できるだけ費用を抑えて始めたい人も多いでしょう。
そんな人に向いているのが「ロリポップ!レンタルサーバー」です。
ロリポップは、低価格でWordPressを利用できるのが大きな特徴です。なかでもライトプランは、12か月契約なら月額換算539円。個人ブログや小規模なホームページを安く始めたい人には、有力な選択肢になります。
一方、上位のスタンダードやハイスピードまで検討すると、Xserverとの料金差はあまり大きくありません。バックアップやトラブル時の復旧機能まで含めると、Xserverを選んだほうがよい人もいます。
この記事では、ロリポップでWordPressを利用できる3つのプランを、現実的な12か月契約の料金で比較します。
- WordPressをできるだけ安く始めるなら、ロリポップのライト
- スタンダードは、価格と機能のバランスから積極的にはおすすめしにくい
- ハイスピードまで予算を出すなら、Xserverのスタンダードも比較したい
- ライトにない自動バックアップは、WordPressプラグインで補える
※料金やサービス内容は2026年10月時点の情報です。契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
ロリポップは2001年から続く老舗レンタルサーバー
ロリポップは、2001年にサービスを開始した老舗のレンタルサーバーです。現在はGMOペパボ株式会社が運営しており、累計利用者数は250万人を超えています。
料金の安さが目立つサービスですが、最近登場した無名の格安サーバーではありません。20年以上にわたり、個人ブログから店舗、企業のホームページまで幅広く利用されてきた実績があります。
レンタルサーバーは、Webサイトを長期間預けるサービスです。料金や表示速度だけでなく、長く運営されていることも安心材料の一つになります。
また、ロリポップは初心者向けの公式マニュアルも充実しています。WordPressのインストールをはじめ、独自ドメイン、SSL、メール、FTP、データベースなどの設定方法が、実際の管理画面を使って解説されています。
「月額330円」だけを見て契約しないように注意
ロリポップの公式サイトでは、ライトが「月額330円から」、ハイスピードが「月額660円から」と案内されています。
かなり安く見えますが、これは36か月契約時の月額換算料金です。3年間使い続けることが決まっている人にはお得ですが、初めてWordPressを使う段階で、いきなり3年間契約するのは少しハードルがあります。
契約期間が長くなるほど月額換算は安くなるものの、契約時には期間分の料金を支払います。料金を比較するときは、「月額○○円から」だけでなく、自分が契約する期間の総額を確認しましょう。この記事では、より現実的な12か月契約の料金で比較します。
ロリポップ3プランとXserverの料金比較
WordPressを利用できるロリポップの3プランと、Xserverでもっとも安いスタンダードを比較すると、次のようになります。
| サービス・プラン | 公式サイトの最安月額 | 12か月契約の月額換算 | 1年間の料金 |
|---|---|---|---|
| ロリポップ・ライト | 330円 | 539円 | 6,468円 |
| ロリポップ・スタンダード | 605円 | 957円 | 11,484円 |
| ロリポップ・ハイスピード | 660円 | 1,045円 | 12,540円 |
| Xserver・スタンダード | 990円 | 1,100円 | 13,200円 |
表示しているのは通常料金です。キャンペーンによって、実際の契約料金が安くなる場合があります。
ロリポップのライトとXserverを比較すると、年間で6,732円の差があります。一方、ロリポップのハイスピードとXserverの差は、年間わずか660円です。月額換算では55円しか変わりません。この価格差が、プランを選ぶ大きなポイントになります。
ライトはWordPressを安く始めたい人向け
ライトは、ロリポップでWordPressを利用できるもっとも安いプランです。12か月契約では月額換算539円、年間6,468円で利用できます。
- WordPress利用可能
- 容量350GB
- MySQL 50個
- 独自ドメイン200個
- 無料SSL・WAF対応
- WordPress簡単インストール・簡単引っ越し対応
数字だけを見ると上位プランより見劣りしますが、自分のWordPressサイトを1つ運営するだけなら、容量350GBもMySQL 50個も十分です。一般的な個人ブログや小規模なホームページで、これらの上限を使い切る人はほとんどいないでしょう。
複数サイトを大量に作る予定がなければ、MySQLや独自ドメインの設定可能数は、プランを選ぶ決定的な違いにはなりません。ロリポップを選ぶ最大のメリットは安さです。そのメリットをもっとも生かせるのがライトです。
ライトには無料の自動バックアップがない
ライトの注意点は、無料の自動バックアップが付いていないことです。
ロリポップには、過去7回分を保存し、管理画面から復元できるバックアップオプションがありますが、月額440円の追加料金がかかります。
| 内容 | 月額換算 | 年間料金 |
|---|---|---|
| ライトのみ | 539円 | 6,468円 |
| バックアップオプション | 440円 | 5,280円 |
| 合計 | 979円 | 11,748円 |
有料バックアップを加えると、Xserverとの料金差はかなり小さくなります。
一方、WordPressにはバックアップ用のプラグインがあります。プラグインを使って自分でバックアップを管理できるなら、有料オプションを契約せず、ライトの安さを維持できます。
設定する際は、WordPressのファイルとデータベースを両方保存し、Google Driveなどロリポップとは別の場所へ定期的に転送しましょう。同じサーバー内だけに保存すると、サーバー側のトラブルやサイトの改ざんが起きたとき、バックアップも一緒に利用できなくなる可能性があります。
ただし、プラグインの設定や、バックアップからの復元は自分で行う必要があります。自分でバックアップを管理できる人ならライト、バックアップの取得や復元までサーバー側の機能で簡単に行いたい人ならXserver、という選び方になります。
スタンダードは少し選びにくい
スタンダードは、ライトより容量やデータベース数が増え、SSHも利用できるようになります。ただし、12か月契約では月額換算957円、年間11,484円です。
ハイスピードとの差は、年間1,056円。月額換算では88円しかありません。それにもかかわらず、スタンダードはハイスピードで利用できるLiteSpeedや無料自動バックアップの対象ではありません。
スタンダードに月額440円のバックアップオプションを付けると、年間料金は16,764円になり、Xserverのスタンダードより高くなります。ライトでは機能が足りず、ハイスピードより少しでも料金を抑えたいという事情があれば候補になりますが、一般的なWordPressサイトで積極的に選ぶ理由はあまり多くありません。
ハイスピードはLiteSpeedに対応
ハイスピードは、WordPressの表示性能を重視したプランです。ライトとスタンダードではNginxとApacheが使われていますが、ハイスピードではNginxとLiteSpeedが採用されています。
WordPress用のLiteSpeed Cacheも利用できるため、適切に設定すればページを高速化しやすいのがメリットです。
- 容量700GB
- MySQL・独自ドメイン無制限
- SSH・LiteSpeed Cache対応
- 無料自動バックアップ
- 電話サポート
- 条件を満たせば独自ドメイン最大2個無料
ただし、LiteSpeedを利用しているからといって、すべてのWordPressサイトが必ず速くなるわけではありません。実際の表示速度は、使用するテーマやプラグイン、画像サイズ、キャッシュ設定、アクセス状況などにも左右されます。
ハイスピードは悪いプランではありませんが、12か月契約では月額換算1,045円です。ここまで予算を出せるなら、Xserverのスタンダードも比較したいところです。
ハイスピードまで予算を出すならXserverをおすすめしたい
ロリポップのハイスピードは年間12,540円、Xserverのスタンダードは通常料金で年間13,200円です。料金差は年間660円、月額換算では55円です。
ロリポップのハイスピードには、LiteSpeedや独自ドメイン最大2個無料といったメリットがあります。一方、トラブル発生時の復旧機能については、Xserverのほうが充実しています。
バックアップの使いやすさはXserverが優位
ロリポップのハイスピードにも無料の自動バックアップがあります。ただし、保存されている期間や世代数が利用者向けに明確に示されておらず、無料機能では管理画面から復元日を選んで直接戻すこともできません。
バックアップが必要になった場合は、サポートへ問い合わせてデータの提供を依頼します。利用可能なバックアップが確認されるとデータを提供してもらえますが、そのデータを使った復元は利用者自身で行います。
一方、Xserverでは、Web・メールデータとMySQLデータベースを原則として過去14日分保存しています。サーバーパネルで復元可能な日付を確認し、利用者自身でデータの取得や復元ができます。追加のバックアップ料金もかかりません。
| バックアップ機能 | ロリポップ・ハイスピード | Xserver・スタンダード |
|---|---|---|
| 無料自動バックアップ | あり | あり |
| 保持期間 | 利用者向けに明確な日数の案内なし | 原則14日分 |
| 復元可能日の確認 | 無料機能では不可 | サーバーパネルで可能 |
| 管理画面から直接復元 | 無料機能では不可 | 可能 |
| 無料バックアップの利用 | サポートへデータ提供を依頼 | 自分で取得・復元 |
| 追加のバックアップ料金 | 自己操作には月額440円 | 不要 |
バックアップは、取得されているだけでなく、必要なときにすぐ復元できることが重要です。その点では、Xserverのほうが分かりやすく、初心者でも利用しやすい仕組みになっています。
XserverにはWordPressリカバリーもある
Xserverには、自動バックアップとは別に「WordPressリカバリー」があります。WordPressリカバリーは、WordPressの不具合を診断し、必要な修復を行う機能です。
- プラグイン更新後にサイトが表示されなくなった
- WordPressの管理画面に入れなくなった
- ファイルの編集後に画面が真っ白になった
- WordPress本体のファイルが壊れた
- 不正アクセスによる改ざんが疑われる
- WordPressのパスワードを紛失した
WordPressの管理画面ではなくXserverのサーバーパネルから実行するため、WordPressにログインできない状態でも利用できます。
自動バックアップとの違いは、サイト全体を過去へ戻す前に、現在のWordPressを修復できる可能性があることです。バックアップから3日前の状態へ戻すと、その後に公開した記事や加えた変更まで失われる可能性があります。WordPressリカバリーで問題箇所だけを修復できれば、現在のデータをなるべく維持したまま復旧できます。
まずWordPressリカバリーを試し、それでも直らなければ過去14日分のバックアップから復元する。この二段構えがXserverの強みです。ロリポップのハイスピードには、少なくとも現時点で、これと同等のWordPress自動診断・修復機能は確認できません。
問題が起きたときの戻しやすさも大切
レンタルサーバーは保険ではありませんが、普段は意識しない機能が、トラブル発生時に大きな違いを生む点は少し似ています。
WordPressが正常に動いている間は、バックアップやリカバリー機能を使う機会はほとんどありません。しかし、プラグインの更新で画面が真っ白になったり、操作を誤ってデータを削除したりすると、サイトをどれだけ簡単に元へ戻せるかが重要になります。
Xserverでは、まずWordPressリカバリーによる診断・修復を試せます。それで直らなければ、原則14日分のバックアップから復元日を選び、サーバーパネルから戻せます。
平常時の表示速度や容量だけでなく、何か問題が起きたときに自分で対応しやすいことも、レンタルサーバーを選ぶうえでの安心材料です。通常料金の差が年間660円であることを考えると、この復旧のしやすさを理由にXserverを選ぶ価値は十分にあると思います。
ロリポップのハイスピードとXserverはどちらがよい?
ロリポップのハイスピードが向いている人
- LiteSpeed Cacheを利用したい
- 独自ドメイン無料特典を最大2個利用したい
- ロリポップの管理画面やサービスに慣れている
- すでにロリポップを利用していて、そのまま上位プランへ変更したい
Xserverのスタンダードが向いている人
- バックアップの保存期間を明確に把握したい
- 自分で復元日を選び、管理画面からすぐに復元したい
- WordPressリカバリーを利用したい
- アクセス増加を見据えて余裕のある環境を選びたい
- 月額55円程度の差より、トラブル時の安心感を重視したい
通常料金の差が年間660円しかないことを考えると、バックアップやトラブル時の復旧のしやすさを重視する人には、Xserverのスタンダードをおすすめします。
Xserverについては、WordPressでホームページを作るなら、レンタルサーバーはXServerがおすすめでも詳しく紹介しています。
ロリポップがおすすめな人
- WordPressを初めて利用する
- 趣味のブログや小規模なホームページを作りたい
- サーバー代をなるべく抑えたい
- アクセスが増えるか分からないので、小さく始めたい
- バックアップをプラグインで設定できる
- 分からないことはマニュアルを読みながら進められる
まとめ:安さならロリポップのライト、本格運営ならXserver
ロリポップは、2001年から続く老舗レンタルサーバーです。公式マニュアルも充実しており、低価格でWordPressを始められます。
なかでもおすすめは、WordPressを利用できるもっとも安いライトです。12か月契約なら年間6,468円。個人がWordPressサイトを1つ運営するには、容量やデータベース数も十分です。
無料自動バックアップはありませんが、WordPressのバックアッププラグインを使い、Google Driveなど外部の場所へ保存することで補えます。バックアップの設定や復元を自分で行えるなら、費用を大きく抑えられます。
スタンダードは、ライトより高い一方で無料自動バックアップがなく、ハイスピードとの料金差も小さいため、積極的にはおすすめしにくいプランです。
ハイスピードまで予算を出す場合は、Xserverのスタンダードも比較しましょう。通常料金の差は年間660円ですが、Xserverには原則14日分の自動バックアップ、管理画面からの復元、WordPressリカバリーがあります。
- 費用をできるだけ抑え、自分でバックアップを管理できるなら、ロリポップのライト
- バックアップやトラブル時の復旧のしやすさを重視するなら、Xserverのスタンダード
ロリポップを選ぶ最大のメリットは安さです。そのメリットをもっとも生かせるのは、ライトだと思います。
